横浜の矯正歯科相談NAVI HOME > 矯正を始めるタイミングを知りたい
矯正治療だけでなく、あらゆる治療において重要なのが「経過観察」です。経過観察とは、患者様のお口の状態だけでなく、全身の健康状態までしっかり把握し、適切な治療を行うために必要不可欠なステップ。大人の矯正治療であれば、さほど時期は選びませんが、お子さんの矯正治療の場合は、事前の経過観察をしっかり行っておく必要があるといえます。
よりよいタイミングで適切な治療を行うためにも、治療前の経過観察が重要です。お子さんの矯正の場合、「早ければ早いほどいい」という言葉を耳にされた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、一部の急を要する(歯が交叉している)ケース以外は、急ぐ必要はないと考えてよいでしょう。お子さんの場合は、矯正が必要かどうかということも成長過程で変わってくることがあるのです。そのためにも、経過観察は重要です。
お子さんの矯正をご検討中の方は、きちんと経過観察するためにも、まずは「歯並びが気になった時点」でご相談ください。また、大人の矯正の場合、外科処置を伴うような治療は歯並びだけでなく顎の骨格まで変化させるため、慎重さが要求されます。しっかり歯科医師の話を聞いて検討するようにしましょう。
矯正治療で動かした歯は、矯正装置を外した後に元の位置に戻ろうとします。これを理想的な位置に安定させるのが「保定」です。矯正装置を外したら治療は完了とお思いの方も多いとは思いますが、保定は歯を移動させた期間と同じくらいの期間を必要とします。メインテナンスを兼ねながら、治療後もお口の中の状況をしっかり経過観察することで、治療効果を長く維持するとともに、健康な口腔内環境を保ちましょう。また、保定期間が終わってからも経過観察のために、定期的な受診をおすすめします。